

私は宗教や宗派に関係なく、気持ちの良い晴れやかな気分にさせてくれる場所として神社やお寺が大好きです。
いつも色々な質問を受けるのですが、ちょくちょく聞かれるのが縁切りについてです。
友人知人関係や職場での人間関係などで自分ではどうしようもない事もありますよね。特にいつまでも相手からの攻撃的な態度が収まらないとこちらも疲弊してしまいます。
そういう時には地元神戸に古くから「悪縁切り」の神社として人々に知られてきた「敏馬(みぬめ)神社」をご紹介してます。
神戸の歴史とともに歩んできたこの社には、旅立ちや別れにまつわる強い祈りが積み重なり、今もなお「清め、断ち切る」独特の波動が漂っています。占い師の視点から感じる敏馬神社の力は、単なる人間関係の整理にとどまらず、訪れる人の人生をよりよい流れへと整える大きな浄化の力に満ちている様に感じます。
ただ「縁切り」と一言にいっても恋愛の終焉だけを指すものではなく、自分の心を縛る執着や過去の傷、繰り返してしまう悪習慣など、たくさんの難しい事情も絡み合ってくると思います。
そこで自分では決めきれない事を今切るべきなのか、はたまたそのまま向き合うべきなのかを神様に委ねてみるのも一つの方法なのかなと思います。
この敏馬神社は境内に足を踏み入れると、不思議と呼吸が整い、「もう終わらせたい」「本当は手放したい」という思いがふっと浮かぶ瞬間があります。それは神様が「次の段階へ進みなさい」と優しく促してくださっているサインです。
参拝をお勧めした人が敏馬神社を訪れたその後、人間関係や習慣に自然な変化を体験される例を数多く見てきました。
ただし、参拝の際に大切なのは「誰かを不幸にしたい」と願うことではありません。縁切りとは決して呪いの儀式ではなく、自分自身の未来を拓くための”浄化“の行為なのです。
――そう心に誓ってお参りすると、神様の力はより深く働くのではないでしょうか。
さらに敏馬神社には、願いを具体的な形に託すための御守りや絵馬も用意されています。縁切りを願う方には「悪縁断ち御守」が心強い味方となり、持ち歩くことで日常生活の中でも清らかな結界をまとったように守られる感覚を得られると思います。
また、境内に掛けられる絵馬には、自分の言葉で手放したい縁や習慣を書き記すことができます。文字にすることで気持ちが整理され、祈りの力がより現実へと結びついていくでしょう。
縁切りは、相手を否定するものではなく、自分と相手を優しく解放し、それぞれが本来の道を歩めるよう導く”希望の別れ“だと思います。だからこそ参拝後は、後ろめたさよりも未来への安心感と清々しさを胸に抱くのではないでしょうか。
もし今、あなたの心にしがらみや迷いがあり、「どうしても抜け出せない」と感じているなら、この神社は新しい扉を開くきっかけとなるでしょう。
静かな境内で手を合わせ、御守りや絵馬に願いを託す時、あなたの心に絡みついた古い糸はほどけ、未来への清らかな道筋がきっと示されていく事でしょう。
神社やお寺は、心を落ち着かせ、前向きな気持ちになれる場所です。
みなさんもぜひ訪れてみてください。



